【北海道・関東】乗馬体験スポット11選｜料金・アクセス・特徴を比較

乗馬体験に興味があるけれど、初めてで不安を感じていませんか？料金や服装、どこで体験できるのか、初心者でも安全に楽しめるのか、わからないことが多いと思います。

乗馬体験は、専門知識がなくても気軽に参加できるアクティビティです。インストラクターの指導のもと、馬とふれあいながら自然の中で特別な時間を過ごせます。

そこで、この記事では、乗馬体験を検討している方へ向けて、基礎知識から料金相場、服装、おすすめスポットまで詳しく解説します。乗馬体験を安心して楽しむための参考としてみてください。

乗馬体験とは？初心者向け基礎知識

乗馬体験とは、馬に乗って自然の中を散策したり、馬とふれあったりできるアクティビティです。初心者でも安全に楽しめる内容が用意されており、特別な技術は必要ありません。

乗馬体験では主に次の3つのことができます。

• 乗馬体験でできること
• 初心者でも安心な理由
• 乗馬体験の魅力

それぞれ説明していきます。

乗馬体験でできること

乗馬体験では、スタッフが引く馬に乗る「引き馬」や、自分で馬を操作する「体験乗馬」が楽しめます。

多くの施設では、馬場内をゆっくり歩く初心者向けプランから、森や草原を馬で散策する「ホーストレッキング」まで、さまざまなコースが用意されています。また、馬にエサをあげたり、ブラッシングをしたりといったふれあい体験ができる施設もあります。

所要時間は30分程度の短時間プランから、2時間を超えるロングコースまで選択可能です。自分の体力や興味に合わせて、最適なプランを選ぶことができます。

初心者でも安心な理由

初めての乗馬体験でも安心できる理由は、専門スタッフの支援体制が整っているためです。

体験前には馬の乗り方や基本的な操作について、丁寧な説明があります。実際に馬に乗る際も、スタッフが常に付き添い、馬をコントロールしてくれます。

また、乗馬体験に使用される馬は、性格が穏やかで人に慣れた馬が選ばれています。急に走り出したり、暴れたりすることはほとんどありません。ヘルメットなどの安全装備も無料で貸し出されるため、安全面への配慮も万全です。

乗馬体験の魅力

乗馬体験の最大の魅力は、馬との一体感を味わえることです。

馬の背中に乗ると、普段とは違う高い目線から景色を眺めることができます。馬の温かさや呼吸を感じながら、自然の中をゆっくりと進む時間は、日常では味わえない特別な体験です。

また、馬とコミュニケーションを取ることで、動物への理解が深まります。子どもから大人まで年齢を問わず楽しめるため、家族でのレジャーにも最適です。北海道や関東などの観光地では、美しい景色を楽しみながら乗馬体験ができる施設が多く、旅行の思い出づくりにもなります。

乗馬体験の料金・服装・持ち物乗馬体験の料金・服装・持ち物

乗馬体験を始める前に、料金や服装について知っておくと安心です。事前に準備を整えることで、当日はスムーズに体験をスタートできます。

次の3つのポイントを押さえておきましょう。

• 料金相場と所要時間
• 適切な服装と持ち物
• 予約方法と参加の流れ

それぞれ説明していきます。

料金相場と所要時間

乗馬体験の料金は、プランの内容や所要時間によって異なります。

初心者向けの引き馬体験は、1回あたり2,000円から5,000円程度が相場です。スタッフが馬を引いて歩くため、初めての方でも安心して楽しめます。所要時間は10分から30分程度です。

自分で手綱を持って操作する体験乗馬は、30分で5,000円から1万円程度です。馬場内での基本的な操作を学べます。森や草原を散策するホーストレッキングは、1時間あたり5,000円から8,000円が一般的です。自然の中での乗馬は、リフレッシュ効果も期待できます。

適切な服装と持ち物

乗馬体験では、動きやすく安全な服装を選ぶことが大切です。

服装は長ズボン（ジーンズやチノパンなど）と、動きやすいポロシャツやトレーナーがおすすめです。足元はスニーカーなど運動できる靴で、必ず靴下を着用してください。スカートやハーフパンツ、サンダル、ヒールは危険なため避けましょう。

持ち物は軍手または手袋が必要です。手綱で手が擦れるのを防ぎます。ヘルメットやプロテクターは、多くの施設で無料レンタルが用意されています。施設によっては乗馬用のズボンやブーツのレンタルもあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

乗馬体験の予約方法と当日の流れ

乗馬体験をスムーズに楽しむために、予約方法と当日の流れを事前に確認しておきましょう。

予約方法と事前準備

【予約方法】

乗馬体験は予約制の施設がほとんどです。予約方法は、電話予約とWebサイトからのオンライン予約の2つが主流です。人気の施設や週末、連休は予約が埋まりやすいため、できるだけ早めに予約することをおすすめします。特に北海道の施設は、旅行シーズンには数週間前から満席になることもあります。

予約時には、参加人数、希望日時、乗馬経験の有無を伝えましょう。初めての方や子ども連れの場合は、その旨を伝えると適切なコースを案内してもらえます。また、体重制限やアレルギーなど気になる点があれば、予約時に確認しておくと安心です。

【事前準備】

予約が完了したら、当日の服装や持ち物を準備しましょう。動きやすい長ズボンと運動靴、手袋があれば十分です。ヘルメットやプロテクターは施設でレンタルできる場合がほとんどですが、レンタル料金が別途かかる施設もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

天候によって体験が中止になる場合もあります。雨天時の対応やキャンセルポリシーについても、予約時に確認しておくことをおすすめします。

当日の参加の流れ

【受付と着替え】

施設には、開始時刻の15分から30分前に到着するようにしましょう。受付で参加の意思表示書や同意書にサインし、料金を支払います。その後、更衣室で動きやすい服装に着替え、ヘルメットやプロテクターを装着します。スタッフが正しい装着方法を教えてくれるので、初めての方でも安心です。

【レクチャーと準備運動】

騎乗前に、インストラクターから馬の扱い方や基本的な操作方法についてレクチャーを受けます。馬への乗り方、降り方、手綱の持ち方、馬を動かす合図など、安全に乗馬するための基礎知識を学びます。準備運動として、ストレッチを行う施設もあります。

【乗馬体験】

いよいよ乗馬体験のスタートです。初心者の方は、まず馬場内で馬に慣れる時間があります。インストラクターのサポートを受けながら、ゆっくりと馬を歩かせることから始めます。慣れてきたら、速歩にチャレンジすることもできます。外乗コースがある施設では、自然の中を馬に乗って散策できます。

体験時間は、コースによって異なりますが、20分から90分程度が一般的です。初心者向けの短時間コースから、経験者向けの長時間コースまで、自分のレベルに合わせて選べます。

【終了と解散】

乗馬体験が終了したら、馬から降りて施設に戻ります。希望者は、馬に餌やり体験ができる施設もあります。着替えを済ませたら、解散となります。思い出の写真を撮りたい方は、スタッフに声をかければ撮影を手伝ってもらえることもあります。

地域別おすすめ乗馬体験・馬とふれあえるスポット

北海道と関東エリアには、初心者から経験者まで楽しめる乗馬体験スポットが数多くあります。施設ごとに特徴があるため、自分に合った場所を選びましょう。

ぽるとみついし（北海道）

競走馬の生産地として有名な新ひだか町三石で、牧場巡りが楽しめる施設です。

乗馬体験ではなく、牧場見学と馬とのふれあいが楽しめるツアーとなります。競走馬生産牧場を巡るオリジナルの馬旅ツアーが特徴で、数々の名馬を輩出した牧場を訪問できます。どの牧場を巡るかは当日のお楽しみです。日高山脈を背景に広がる牧場風景と馬たちが、非日常的な癒しの時間を演出してくれます。ツアーは約3時間で、3～4か所の牧場を訪問します。

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ノーザンホースパーク（北海道）

新千歳空港から車で15分の好アクセスが魅力の、北海道を代表する馬のテーマパークです。

約80頭の馬が暮らす50ヘクタールの広大な敷地で、観光ひき馬や体験乗馬レッスン、ホーストレッキングなど多彩なアクティビティが楽しめます。引退競走馬も多く在籍し、かつての名馬に会えるのも魅力です。ハッピーポニーショーは毎日開催され、無料で楽しめます。レストランやカフェも充実しており、1日中楽しめる施設です。

春香ホースランチ（北海道）

小樽、洞爺湖、留寿都の3拠点で本格的なホーストレッキングが楽しめる施設です。

初心者でも安全に楽しめるおとなしくタフな血統の馬で、雄大な北海道の絶景を馬上から楽しめます。小樽拠点では木曜定休、洞爺湖拠点は無休で通常営業中です。外乗では森の中や自然の中を散策でき、非日常の時間を過ごせます。完全予約制で、丁寧な指導が受けられます。

レイクトーヤランチ（北海道）

洞爺湖を一望する絶景のロケーションで、本格的なホーストレッキングが楽しめる施設です。

洞爺湖畔の高台まで馬に乗って上がり、森の中を抜けると北海道らしい自然が広がります。雪の中を進む冬のコースも魅力的で、四季それぞれの洞爺湖の景色を楽しめます。初心者でも体力のある方はレイクトレッキングに参加可能です。小さなお子様にはスタッフがサポートするファミリートレッキングも用意されています。

MY STABLE（北海道）

十勝・鹿追町の大雪山国立公園の麓で、本格的なホーストレッキングが楽しめる施設です。

標高2000メートルの大雪山系や日高山脈を眺めながら、初心者から上級者まで楽しめるコースを用意しています。日本最長の「馬の道」ホースロードを舞台にした外乗が人気で、豊かな自然に囲まれた十勝平野で馬との特別な時間を過ごせます。調教された優しい馬が揃っており、耐候性、耐久性にも優れた血統の馬を使用しています。

うらかわ優駿ビレッジAERU（北海道）

新千歳空港から車で約2時間40分の浦河町にある、温泉や宿泊施設も併設された総合リゾート施設です。

体験乗馬から本格的なトレッキング乗馬まで幅広く楽しめます。JRA日高育成牧場敷地内の広大な自然の中を常歩で進む経験者コースや、最大4名で楽しめる初心者コースがあります。レストランや展望大浴場「あえるの湯」もあり、乗馬と温泉を一緒に楽しめるのが魅力です。馬蹄を使った輪投げ「ホースシューズ」も体験できます。

千葉ライディングパーク（関東）

千葉市若葉区にある、都心から1時間でアクセスできる乗馬クラブです。

千葉県で外乗（外でのお散歩）が楽しめる数少ない施設で、田園風景に囲まれた環境が魅力です。競走馬を引退した馬など30頭以上が暮らしており、初心者でも安心して乗馬を楽しめます。馬とのコミュニケーションを大切にした指導を行っており、やさしい目と心地いいぬくもりをもつ馬と触れ合える癒しの時間を過ごせます。

伊香保グリーン牧場（関東）

群馬県渋川市にある、伊香保温泉から車で約5分の観光牧場です。

乗馬体験だけでなく、シープドッグショーや動物とのふれあい、バーベキューなども楽しめる総合レジャー施設です。約40ヘクタールの広大な敷地で、家族連れに人気のスポットです。春は1,500本の桜も楽しめます。馬車での牧場巡りや乗馬の体験プログラムがあり、羊やポニーの餌やりなど可愛い動物たちとの触れ合いも充実しています。

マザー牧場（関東）

千葉県富津市にある、東京湾を一望できる観光牧場です。

乗馬体験をはじめ、動物とのふれあいやイチゴ狩りなど、多彩なアクティビティが楽しめます。広大な敷地で1日中遊べる施設として、家族連れに大人気です。羊やアルパカなど、さまざまな動物に会えます。乗馬場では馬と触れ合い体験ができ、牧場ならではの楽しみ方を満喫できます。

クリオステーブル（関東）

埼玉県秩父郡小鹿野町にある、本物のカウボーイがいる牧場です。

乗馬クラブや観光牧場ではなく、日本のカウボーイ文化の第一人者が馴致した信頼関係の結ばれた馬たちと楽しい時間を過ごせます。秩父の山あいの大自然に囲まれた環境で、人も馬ものびのび過ごせます。初心者やお子さまも大歓迎で、人馬一体になって秩父の自然を満喫できます。多くのお客様を一度におもてなしすることはできませんが、アットホームな雰囲気が魅力です。

座間近代乗馬クラブ（関東）

神奈川県座間市にある、1974年設立の伝統ある乗馬クラブです。

小田急線相武台駅より徒歩15分とアクセスも良いクラブで、アットホームな雰囲気が魅力です。年間30以上の競技会に参加し、優秀な成績をおさめています。ビギナーから上級者まで、経験豊かなインストラクターが丁寧に指導します。初心者の方も安心して体験コースでレッスンを受けることができます。

乗馬体験で注意すべきポイント

乗馬体験を安全に楽しむためには、いくつかの注意点があります。馬は生き物であり、予測できない動きをすることもあるため、正しい知識と配慮が必要です。

馬との接し方と安全ルール

馬は繊細で賢い動物です。正しい接し方を知ることで、安全に楽しく乗馬体験ができます。

馬に近づくときの基本

馬に近づく際は、必ず正面から声をかけながらゆっくり近づきましょう。馬の視野は広いものの、真後ろは死角になっているため、突然後ろから近づくと驚いて蹴られる危険があります。また、大きな音や急な動きも馬を驚かせる原因になるため、落ち着いた動作を心がけてください。

馬に触れるときの注意点

馬の体に触れる際は、首や肩のあたりを優しく撫でるのが基本です。鼻先や顔の周りを触る場合は、インストラクターの指示に従ってください。馬の後ろ足の近くには立たないようにし、万が一馬の後ろを通る必要がある場合は、馬から十分に離れるか、体に手を添えながら通りましょう。

食べ物を与えるときのルール

施設によっては馬に餌やりができるところもありますが、必ずスタッフの許可を得てから与えてください。勝手に食べ物を与えると、馬の健康を害する可能性があります。また、手のひらを平らにして指を伸ばした状態で餌を与えると、指を噛まれる危険があるため、注意が必要です。

騎乗中の安全ルール

騎乗中は、インストラクターの指示に必ず従いましょう。ヘルメットやプロテクターなどの安全装備は必ず着用し、正しく装着されているか確認してください。馬上では急な動きを避け、常に姿勢を保つことが大切です。携帯電話での通話や自撮り棒の使用は、落馬の原因になるため禁止されている施設がほとんどです。

アレルギーや健康面の配慮

乗馬を楽しむ前に、自分の健康状態を確認することが大切です。

動物アレルギーへの注意

馬の毛やフケ、厩舎の干し草などにアレルギーがある方は、事前に施設に相談しましょう。軽度のアレルギーであれば、マスクの着用や長袖の服装で対策できる場合もありますが、重度のアレルギー症状がある方は乗馬を控えた方が安全です。また、アレルギー反応が出た場合に備えて、常備薬を持参することをおすすめします。

体調不良時は無理をしない

発熱や体調不良がある場合は、乗馬を控えてください。体調が悪いと集中力が低下し、落馬などの事故につながる可能性があります。また、妊娠中の方や心臓疾患がある方、腰痛やヘルニアなどの持病がある方は、必ず事前に医師に相談してから参加してください。

体重制限について

多くの乗馬施設では、馬の健康を守るため体重制限を設けています。一般的には75kg前後が目安とされていることが多いですが、施設によって異なるため、事前に確認しましょう。体重制限を超えている場合でも、体格の大きな馬を使用できる施設もあるため、相談してみてください。

年齢制限と参加条件

施設によって年齢制限は異なりますが、多くの場合は3歳から5歳以上から体験できます。小さな子どもの場合は、ポニーや引き馬での体験から始めるのがおすすめです。また、高齢の方でも体力や健康状態に問題がなければ参加できる施設が多いですが、不安な場合は事前に相談しましょう。

乗馬体験のよくある質問

乗馬体験を検討している方からよく寄せられる質問をまとめました。初めての方が気になるポイントについて、わかりやすく回答します。

初心者でも安全ですか？

はい、安全です。初心者の方には、おとなしく訓練された馬が用意され、経験豊富なインストラクターが丁寧に指導します。多くの施設では引き馬（スタッフが馬を引いて歩く）から始めるため、初めての方でも安心して参加できます。

子どもは何歳から参加できますか？

施設によって異なりますが、一般的には3歳から5歳以上から参加できます。小さな子ども向けにはポニーでの体験や引き馬コースが用意されていることが多いです。参加条件は施設ごとに異なるため、事前に確認することをおすすめします。

どんな服装で行けばよいですか？

動きやすい長ズボンと運動靴が基本です。ジーンズやチノパンなどでも問題ありません。サンダルやヒールのある靴、スカートは危険なので避けてください。ヘルメットやプロテクターなどの装備は、ほとんどの施設でレンタルできます。手袋は軍手でも構いませんが、持参すると便利です。

まとめ｜乗馬体験で特別な思い出を作ろう

北海道と関東エリアには、初心者から経験者まで楽しめる乗馬体験スポットが数多くあります。雄大な自然の中でのホーストレッキングや、観光牧場での気軽な体験乗馬など、自分に合ったスタイルを選べるのが魅力です。

馬との触れ合いは、日常では味わえない特別な時間を演出してくれます。おとなしく訓練された馬と経験豊富なインストラクターのサポートがあるので、初めての方でも安心して参加できます。動きやすい服装と運動靴があれば、装備は施設でレンタルできるため、気軽に訪れることができます。

週末のお出かけや旅行の思い出に、乗馬体験を取り入れてみてはいかがでしょうか。馬の背に揺られながら、自然を感じる贅沢な時間が待っています。