2025.11.29
乗馬とは?種類・魅力・費用を初心者向けに解説
乗馬に興味があるけれど、何から始めればいいのか、どんな魅力があるのかわからないという悩みはありませんか?
乗馬とは、馬に乗って自然の中で楽しむレジャーや、技術を競う競技の総称です。馬とコミュニケーションを取りながら、心身のリフレッシュや体幹強化ができます。
そこで、この記事では、乗馬を始めたい方へ向けて乗馬の基本や種類、始め方について解説します。乗馬を始める際の参考としてみてください。
乗馬とは?基本の意味を解説

乗馬とは、馬に乗って操作や運動を行うスポーツや趣味のことを指します。
乗馬には大きく分けて2つの目的があります。
- レジャーとして自然の中で馬と触れ合う楽しみ方
- 競技として技術を磨き、大会出場を目指す取り組み方
ここでは、乗馬の基本的な定義と、よく混同される「馬術」との違いについて解説していきます。
乗馬の定義
乗馬とは、馬の背中に跨(また)がり、人と馬が一体となって移動や運動を楽しむ活動全般を指します。
乗馬は数千年前から人類が馬を移動手段として利用してきた歴史があります。現代では交通手段としての役割は失われましたが、スポーツやレジャーとして世界中で親しまれています。
乗馬の特徴は、生き物である馬とコミュニケーションを取りながら行う点にあります。馬の気持ちを理解し、信頼関係を築くことが上達への第一歩となります。
乗馬と馬術の違い
乗馬と馬術は混同されやすい言葉ですが、明確な違いがあります。
「乗馬」は馬に乗る行為全般を指す広い概念です。一方「馬術」は、競技としての技術や規則に基づいた乗馬のことを指します。
具体的には、週末に乗馬クラブで馬に乗って楽しむのは「乗馬」です。オリンピック競技として障害物を飛び越えたり、正確な動きを競ったりするのが「馬術」になります。
下記の表で両者の違いを整理しました。
| 項目 | 乗馬 | 馬術 |
| 目的 | レジャー・趣味・健康 | 競技・技術向上 |
| 技術レベル | 初心者から可能 | 高度な技術が必要 |
| 場所 | 乗馬クラブ・自然の中 | 競技場・馬場 |
| ルール | 特になし | 競技ごとに明確な規則 |
つまり、馬術は乗馬の中でも特に競技性の高い分野と理解すると良いでしょう。
乗馬とはどんな種類があるのか

乗馬にはさまざまな種類があり、目的やレベルに応じて選ぶことができます。
乗馬の種類は大きく分けて下記の4つがあります。
- レジャー乗馬(外乗・ホーストレッキング)
- 障害馬術
- 馬場馬術
- 総合馬術
それぞれの特徴や楽しみ方について、詳しく解説していきます。
レジャー乗馬(外乗・ホーストレッキング)
レジャー乗馬とは、競技を目的とせず、馬に乗ること自体を楽しむスタイルです。
外乗やホーストレッキングと呼ばれる活動が代表的で、森林や海岸、草原など自然の中を馬に乗って散策します。乗馬クラブの敷地外に出て、景色を楽しみながらゆったりと進むのが特徴です。
初心者でも参加しやすく、特別な技術がなくても馬との触れ合いを満喫できます。ストレス解消や気分転換を目的に、週末のレジャーとして楽しむ人が多いです。
日本では競走馬の産地として知られる北海道の新ひだか町で、牧場見学ツアーなどを通じて馬と触れ合う体験ができます。
障害馬術
障害馬術とは、馬場に設置された障害物を飛び越えながら走行する競技です。
コース上に配置された複数の障害物を決められた順番通りに飛越し、減点や失格なくゴールすることを目指します。障害物の高さは競技レベルによって異なり、初級では60cm程度、上級では160cm以上になることもあります。
障害馬術の魅力は、馬と一体となって障害を越える瞬間のスピード感とダイナミックさにあります。正確なリズムと馬とのタイミングが勝敗を分ける要素です。
オリンピック競技としても採用されており、世界中で人気の高い馬術種目となっています。
馬場馬術
馬場馬術とは、長方形の馬場内で馬の動きの正確さや美しさを競う競技です。
決められた演技課目を規定の順序で行い、馬の歩様やバランス、騎手との調和などが審査されます。馬のダンスとも呼ばれ、優雅で繊細な動きが特徴です。
馬場馬術では、常歩・速歩・駈歩といった基本歩様から、横への動きや後肢での旋回など高度な技術まで幅広く求められます。観客からは静的に見えますが、実際には高い集中力と技術が必要です。
すべての馬術競技の基礎となる種目であり、乗馬の上達には欠かせない要素が詰まっています。
総合馬術
総合馬術とは、馬場馬術・クロスカントリー・障害馬術の3種目を同じ人馬で行う競技です。
3日間かけて実施されることから「三日競技」とも呼ばれます。1日目に馬場馬術、2日目にクロスカントリー、3日目に障害馬術を行い、合計得点で順位が決まります。
クロスカントリーでは自然の地形を活かしたコースで、水濠や生垣などの固定障害を飛越します。総合馬術は馬術競技の中で最も過酷で、馬と騎手の総合力が試される種目です。
オリンピックでも最も難易度の高い種目として位置づけられており、完走するだけでも高い技術と体力が求められます。
乗馬の4つのメリット

乗馬には心身の健康に役立つさまざまなメリットがあります。
乗馬から得られる主なメリットは下記の4つです。
- メリット1:馬とコミュニケーションできる
- メリット2:バランス感覚と体幹が鍛えられる
- メリット3:自然の中で非日常を味わえる
- メリット4:年齢を問わず楽しめる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきます。
メリット1:馬とコミュニケーションできる
乗馬の最大のメリットは、生き物である馬と心を通わせられることです。
馬は人間の感情を敏感に察知する動物で、騎手の緊張や不安、喜びなどを感じ取ります。そのため、馬との信頼関係を築くには、自分の気持ちをコントロールすることが大切です。
馬の耳の動きや呼吸、歩き方から馬の状態を読み取り、適切に対応する力が身につきます。言葉を使わないコミュニケーションを通じて、相手を思いやる心や観察力が養われます。
動物と触れ合うことで癒しの効果も得られ、ストレスの軽減にもつながるでしょう。
メリット2:バランス感覚と体幹が鍛えられる
乗馬は全身の筋肉を使う運動で、特にバランス感覚と体幹の強化に効果的です。
馬の揺れに合わせて体を安定させるため、腹筋や背筋、太ももの内側の筋肉が自然と鍛えられます。30分の乗馬で消費されるカロリーは、ウォーキングの約2倍とも言われています。
見た目は座っているだけに見えますが、常に姿勢を保ち、馬の動きに合わせて体重移動を行う必要があります。継続することで姿勢が良くなり、日常生活での体のバランスも改善されます。
激しい動きが少ないため、運動が苦手な人でも無理なく続けられるのも特徴です。
メリット3:自然の中で非日常を味わえる
乗馬は自然の中で行うため、日常から離れたリフレッシュ体験ができます。
外乗では森や海、草原などの景色を馬上から眺めることができ、普段の生活では味わえない開放感を感じられます。馬のリズムに合わせてゆったりと進むことで、心が落ち着き、リラックス効果が得られるでしょう。
季節の移り変わりを肌で感じながら、自然との一体感を味わえるのも魅力です。デジタル機器から離れて、馬と自然に集中する時間は、心の健康にも良い影響を与えます。
都会の喧騒を忘れて、穏やかな時間を過ごせる貴重な機会となります。
メリット4:年齢を問わず楽しめる
乗馬は幅広い年齢層が楽しめる数少ないスポーツのひとつです。
子どもから高齢者まで、それぞれの体力やレベルに合わせて楽しめます。実際に、5歳から80歳を超える方まで、さまざまな年代の人が乗馬を続けています。
激しい動きを伴わないため、関節への負担が少なく、長く続けられるのが特徴です。家族で一緒に始めることもでき、世代を超えた共通の趣味として楽しめます。
年齢を重ねても続けられる趣味を持つことは、心身の健康維持にもつながります。
乗馬を始めるために必要な準備とは

乗馬を気軽に始めるために、最低限知っておくべき準備についてご紹介します。
初めて乗馬を体験する際に押さえておきたいポイントは下記の3つです。
- 乗馬クラブの選び方
- 必要な服装と道具
- 費用の目安
それぞれについて、シンプルに解説していきます。
乗馬クラブの選び方
乗馬を体験するには、まず近くの乗馬クラブを探しましょう。
選ぶ際のポイントは、自宅から通いやすい場所にあることです。週末に気軽に通える距離であれば、継続しやすくなります。
体験レッスンがあるかどうかを確認してください。多くのクラブでは初心者向けの体験プランを用意しています。
ホームページや口コミで、施設の雰囲気やスタッフの対応をチェックするのもおすすめです。
必要な服装と道具
体験レッスンでは、特別な装備を用意する必要はありません。
動きやすい長ズボンと運動靴があれば参加できます。ヘルメットやブーツは、多くの乗馬クラブでレンタルできます。
継続して通う場合も、最初は全てレンタルで問題ありません。気に入ったら少しずつ自分の道具を揃えていくスタイルで十分です。
趣味として楽しむレベルであれば、高額な装備は必要ないので安心してください。
費用の目安
体験レッスンは、思ったよりも手頃な価格で楽しめます。
体験レッスンの料金は1回あたり5,000円から1万円程度が相場です。この中には馬や道具のレンタル料、指導料が全て含まれています。
継続する場合は、1回5,000円から8,000円程度のレッスン料がかかります。まずは体験レッスンから始めて、自分に合っているかを確認するのがおすすめです。
趣味として楽しむ分には、月に数回通う程度で十分楽しめます。
初心者が注意すべき乗馬のポイント

乗馬を安全に楽しむために、初心者が知っておくべき注意点があります。
初心者が特に気をつけるべきポイントは下記の3つです。
- 馬への接し方の基本
- 安全に乗るための注意点
- よくある失敗例
それぞれについて解説していきます。
馬への接し方の基本
馬は大きな動物ですが、実は臆病で繊細な性格を持っています。
馬に近づくときは、横から声をかけながらゆっくり近づきましょう。真後ろや真正面から急に近づくと、驚いて蹴られる危険があります。触るときは首や肩を優しく撫でてあげてください。
馬は人間の感情を敏感に察知します。緊張しすぎず、落ち着いた気持ちで接することが大切です。大きな声や急な動きは避けましょう。
安全に乗るための注意点
乗馬を安全に楽しむには、基本的なルールを守ることが重要です。
ヘルメットは必ず着用し、インストラクターの指示に従ってください。自己判断での行動は事故につながる危険があります。
馬に乗っている間は背筋を伸ばし、正しい姿勢を保ちましょう。手綱は優しく持ち、強く引きすぎないように注意してください。馬の口は非常に敏感です。
体調が優れないときは無理をせず、正直にインストラクターに伝えることも大切です。
よくある失敗例
初心者がつまずきやすいポイントを知っておけば、スムーズに上達できます。
最も多い失敗は、緊張して全身に力が入ってしまうことです。肩の力を抜いて、馬の揺れに身を任せるイメージを持ちましょう。
手綱を強く握りしめると、馬が混乱して思うように動いてくれません。「握る」というより「持つ」くらいの感覚が適切です。
また、馬は後方が見えにくく、驚いて蹴られる可能性があります。移動するときは必ず馬の横を通るようにしましょう。
まとめ|乗馬とは馬と楽しむスポーツ
乗馬とは、馬に乗って自然の中で楽しむレジャーや、技術を競う競技の総称です。
馬とコミュニケーションを取りながら楽しめる点が、他のスポーツにはない魅力です。体幹が鍛えられ、精神的なリフレッシュ効果も得られます。年齢を問わず始められるため、新しい趣味を探している方におすすめです。
まずは体験レッスンから始めて、馬との触れ合いを楽しんでみてください。特別な装備は不要で、動きやすい服装があれば気軽に参加できます。
乗馬を通じて、馬との信頼関係を築く楽しさをぜひ体験してみましょう。
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